本プロジェクトは、日産の子ども向け環境教育「日産わくわくエコスクール」の教材であるモデルカーを再生プラスチックから製造することにより、環境課題の一つであるプラスチックの使い捨て問題にチャレンジする取り組みとして今年 5 月に開始しました。本取り組みでは、再生プラスチックの材料となるエコキャップを市内の子どもなどから回収し、エコキャップからアップサイクルしたモデルカーを使ったスクールの開催により教育として還元することで、子どもの環境課題への参画と当事者意識の醸成を図ります。また、一連の製造を市内で行うことで、教育教材の材料調達、製造、スクールまでを市内で循環させる新たなモデルの構築を目指すものです。
伊那市内で、7月から小学校をはじめとした22カ所に回収箱を設置し、約2か月でエコキャップ約30万個を回収。8月からモデルカーの設計を手掛けたスワニーとミヨオーガニックの「アップサイクリング・ワークスペース™*1」を活用し、同社と伊那市社会福祉協議会の障がい者就労支援事業所2カ所で製造することで地域雇用と障がい者雇用の創出にも貢献しました。
この度500セットのモデルカー教材が完成し、回収箱を設置した小学校のうち4校で10月から11月にかけて順次スクールを開催するほか、10月1日(日)の伊那市環境展の催しとしても行います。
*1:スワニーとミヨオーガニックによるサービスで持続可能なものづくりを支援する地域循環型の取り組み